日本国内においてご要求が急激に増えているSOSA™は、レーダー、電子戦(EW)、SIGINTプラットフォームなどの高性能防衛センサーシステムとモジュール型オープンシステムアプローチ(MOSA)に適合している次世代防衛システム向けアーキテクチャです。
SOSA™の目的は、市販のオープンアーキテクチャに基づいて、非独占的なオープンシステムを設計し、システム開発コストを削減(エコシステム)、又システムの再構成と将来のアップグレードを容易にする事で、C5ISR能力を向上させることです。又SOSA™の重要な部分には、ハードウェア(SOSAモジュール)が技術標準への適合を満たす方法とその認証プロセスが含まれています。
SOSA™は急速に普及しており、全世界で既に160社を超える企業が関連ソリューションを開発しており、多数のマルチベンダーの相互運用性デモが成功裏に行われています。
エンベックは、開発企業の守秘義務を守りながら、
SOSA™を日本国内において強力に推進・サポートしております。
プロジェクト遂行には、NDAの取り交わしを致しますが、製品等の見積・技術的なご相談は、NDA無しにて受け付けております。気軽にご連絡下さい。
SOSA™に関連し頻出する専門用語の解説については、最下段をご参照ください。
ARINC | Aeronautical Radio, Inc.の略 特にARINC 429に関連して使用され、デジタル情報転送システムの機能とそれをサポートする物理的および電気的インターフェースの基本的な規定。 |
CERDEC | Communications-Electronics Research,Development and Engineering Centerの略 統合C5ISRシステムを通じてネットワーク化された戦闘員に対し、情報優位性と決定的な破壊力を提供する事を目的とし、革新的なテクノロジーと健全なエンジニアリング・ソリューションを開発し、迅速に提供する米国陸軍の部門。 |
DoD | Department of Defenseの略
SOSAイニシアチブを推進している陸軍、海軍、空軍を含むすべての軍事部門を網羅する米国政府組織。 |
FACE | Future Airborne Capability Environment Consortiumの略 FACE™コンソーシアムは、手頃な価格のソフトウェアシステムを取得するための政府と業界のソフトウェア標準およびビジネス戦略コンソーシアムで、海軍航空システム司令部と陸軍航空司令部、NSAなど、世界中の防衛プログラム全体にわたって革新とポータブル機能の迅速な統合を促進を目指しています。 |
JTNC |
Joint Tactical Networking Centerの略 JTNCは、国防総省全体のサイバー強化情報リポジトリ(IR)を運用し、政府とソフトウェア開発者間の法的合意に基基き、ソフトウェアコードと関連文書を再利用できるように提供することで、安全で相互運用性があり、回復力のあるC4ISR機能を確保を目指しています。モジュール式の革新的な戦術通信製品の迅速な特定、特性評価、調達、配備、維持という国防総省の目標もサポートしています。 |
NAVAIR |
Naval Air Systems Commandの略 NAVAIRは、1966 年に設立され、研究、設計、開発、システム エンジニアリング、取得、テストと評価、トレーニング施設と機器、修理と改修、運用中のエンジニアリングと物流サポートなど、海軍航空の航空機、武器、水兵と海兵隊員が運用するシステムのライフサイクル全体にわたるサポートを提供しています。 |
OASIS |
Organization for the Advancement of Structured Information Standardsの略 サイバーセキュリティ、ブロックチェーン、プライバシー、暗号化、クラウドコンピューティング、IoT、都市交通、緊急管理、コンテンツ技術など、幅広い技術の発展に尽力する業界団体です。コスト削減、効率性向上、イノベーションの促進、グローバル市場の拡大、相互運用性の促進を目指しています。広く採用されているOASIS標準には、AMQP、CAP、CMIS、DITA、DocBook、KMIP、MQTT、OpenC2、OpenDocument、PKCS、SAML、STIX、TAXII、TOSCA、UBL、XLIFFなどがあります。 |
OMG |
Object Management Groupの略 ベンダー、エンドユーザー、学術機関、政府機関が主導する、国際的なオープンメンバーシップの非営利技術標準コンソーシアム。OMGタスクフォースは、幅広いテクノロジーと、さらに幅広い業界を対象としたエンタープライズ統合標準を開発しています。OMGの著名なモデリング標準には、統一モデリング言語(UML)とモデル駆動型アーキテクチャ(MDA)があり、ソフトウェアやその他のプロセスの強力なビジュアル設計、実行、保守を可能にします。 |
OMS |
Open Mission Systemsの略 OMSは、簡素化されたミッションシステムの統合、サービスの再利用と相互運用性、ライフサイクル全体にわたる競争を可能にする、非独占的なミッションシステムのアーキテクチャ標準に関する業界の合意を形成することを目指す団体。 |
RDECOM |
United States Army Research, Development and Engineering Commandの略 RDECOMは、米国陸軍将来司令部の下部組織で、現在はCERDECと共に戦闘能力開発司令部(CCDC)の管轄下にあります。RDECOMは、米国陸軍に対し「テクノロジーを活用したソリューションの創出、統合、提供」を任務としています。 |
SOSA |
Sensor Open Systems Architecture Consortiumの略 SOSAコンソーシアムは、160社以上の行政組織・企業が、共通の標準規格の作成に協力しており、SOSAの技術ワーキンググループやアウトリーチ委員会への参加を通じて、標準規格の策定に積極的に取り組んでいます。また、日本の防衛省と米国防総省は、「防衛装備・技術協力に係る原則宣言」に基づき、SOSAを含む防衛装備品のサプライチェーン強化に関する協力を進めています。これにより、日本の企業が米国防衛関連の契約に参加する機会が増えることが期待されており、SOSA規格への対応も重要になってきています。 |
VITA |
VMEbus International Trade Associatioの略 VITA標準規格を統括する業界団体。VITAは、特にクリティカルな組み込みシステムにおいて、オープン技術標準規格の採用と実装を通じてメーカーとユーザーを結び付け、組み込みコンピューティング・エコシステムの発展に貢献しています。VITAの技術は、組み込みシステム・アーキテクチャに共通する多くの課題、すなわち動作の信頼性、厳しい動作環境、長い製品ライフサイクル、厳しいパフォーマンス要求、システムの相互運用性、データとシステムのセキュリティ、そしてますます短縮される市場投入期間といった課題に対処しています。 |
RedHawk RTOS |
RedHawk Linuxは、Concurrent Real-Time社が設計したリアルタイムオペレーティングシステムです。極めて低いレイテンシ、高度なチューニング機能、そしてリアルタイムの決定性を備えた組み込みアプリケーション向けRedHawkは、保証されたハードリアルタイム応答、信頼性、そして決定性を必要とする組み込みアプリケーション向けに設計されています。 |
C4ISR |
Command,Control,Communications,Computers, Intelligence,Surveillance and Reconnaissanceの略 (近年では、C5ISR に置き換えられました) 軍事および諜報の枠組み内で指揮統制戦略と指令を強化、強化、または実行できる組織的および技術的属性を参照して防衛コミュニティ全体で一般的に使用される頭字語。 |
C5ISR |
Command,Control,Computers,Communications,Cyber,Intelligence,Surveillance
and Reconnaissanceの略 防衛コミュニティ全体で使用されている略語をC4ISRから「サイバー」を含むように更新されたもの。 メリーランド州アバディーンのC5ISRセンターの意味も含みます。 |
CMOSS |
C5ISR/EW Modular Open Suite of Standardsの略 米国陸軍通信電子研究開発エンジニアリングセンターによって開発されたオープンアーキテクチャ標準スイート。これにより、軍用車両の通信コンポーネントが共通のプラットフォームを共有できるようになり、ハードウェアとソフトウェアの統合により C5ISR および EW 機能が向上します。 |
COTS |
Commercial-Off-The-Shelfの略 ゼロベースでの開発やカスタマイズを必要としないで、既存のシステムに簡単に実装できるように設計されたすぐに使用できる製品。いわゆる【メーカー標準製品】 |
EW |
Electronic Warfareの略 日本語では、【電子戦】 電磁エネルギーを用いて電磁スペクトル(RF、マイクロ波、赤外線)を制御し、敵を攻撃する防衛活動。司令官が部隊と通信するとともに、潜在的な敵対者によるスペクトルへのアクセスを阻止し、作戦状況を把握することで、指揮統制(C2:Comand and Congtrol)を行う。 |
HOST |
Hardware Open Systems Technologyの略 NAVAIR は陸軍・C5ISR および空軍とジョージア工科大学研究所 (GTRI) の支援を受けています (HOST は FACE、MOSA、VICTORY を参照願います。) |
IMA |
Integrated Modular Avionicsの略 多数の個別プロセッサとライン交換可能ユニット (LRU) を、より少数の集中化された処理ユニットに置き換えるというアビオニクス(航空電子機器)のコンセプトのひとつで、従来の航空機のように個々の機能(フライトコントロール、通信、航法など)ごとに専用のハードウェアを設置するのではなく、複数の機能を統合された共通のコンピュータシステムで実行する方式を指します。軍用および商用の航空機プラットフォームの両方で大幅な軽量化とメンテナンス費用の削減を実現を目指す方式。 |
IPMB |
Intelligent Platform Management Busの略 IPMBは、IPMI規格で使用される通信バスの名称。具体的には、IPMCと、VPXボード上のセンサーや他のデバイス(電源、ファンなど)とを接続するための通信経路。IPMBは、IPMCが各センサーから情報を収集したり、制御信号を送ったりするためのデータラインとプロトコルを定義しています。IPMBは、I2C(Inter-Integrated Circuit)と呼ばれるバスをベースにしています。 |
IPMC |
Intelligent Platform Management Controllerの略 IPMCは、IPMIの規格に準拠して実装されたハードウェアコントローラー。通常は、VPXボード上に搭載された専用のマイクロコントローラーやLSIを指します。このLSIがセンサーからの情報を収集し、監視・管理の指示を実行します。IPMCは、IPMI規格における管理機能の「実行者」にあたります。 |
IPMI |
Intelligent Platform Management Interfaceの略 IPMIは、サーバーやコンピュータのハードウェアをリモートで監視・管理するための標準的なインターフェース規格。OSが起動していなくても、電源がオフの状態でも、システムの状態(温度、電圧、ファンの回転数など)を監視したり、電源のオン/オフ、リセットといった操作を行ったりできます。これにより、サーバーの物理的な場所にいなくても、遠隔地からシステムを管理が可能。 |
MORA |
Modular Open RF Architectureの略 アバディーン試験場にある米国陸軍通信電子研究開発エンジニアリング センター (CERDEC) が推進しているSDR(ソフトウェア無線)の技術標準の名称で、VITA49として、VITA Radio Transport (VRT) と呼ばれるプロトコルを規格化し推進されています。なお、CERDICは、現在C5ISR Centerに統合されています。 |
MOSA |
Modular Open Systems Approachの略 米国国防総省(Department of Defense, DoD)が防衛システムの調達、設計、開発に用いる戦略的な取り組みの名称。MOSAは、閉鎖的で独自仕様のシステムではなく、オープンな標準に基づいたモジュール化されたシステムを構築することを目的としています。このアプローチにより、以下のような利点を目指しています。 コスト削減: 迅速な技術導入: 相互運用性の向上: 簡単に言うと、MOSAは、防衛システムをレゴブロックのように、標準化された部品(モジュール)を組み合わせて構築するアプローチであり、これにより、より柔軟で、迅速にアップグレード可能な、コスト効率の良いシステムを実現しようとするものです。MOSAへの言及は、HOST、SOSA、MORAなどの他の活動にも関連します。 |
OpenVPX |
VITA65.0の規格名称 ANSI‐VITA65.0 で定義されているOpenVPXは、ANSI‐VITA 46.0、46.9、46.10、46.11、60、62、63、65.1、66.0、67.0、68.0、78他の規格と共に、SOSA規格のコアテクノロジーとして機能しています。 |
PNT |
Positioning, Navigation and Timingの略 3つの異なる構成要素の頭文字、防衛システム上の非常に重要な位置情報を正確に特定し、目的地まで移動し、時間を同期させるための技術やプロセスを指す。 1) Positioning(測位): 標準的な測地系を基準として、自分の位置と方位を正確かつ精密に特定する能力。 2) Navigation(航法): 現在の位置と目的の位置を特定し、針路、方位、速度を修正して、世界中のどこでも目的の位置に到達する能力。 3) タイミング(計時): どこでも、ユーザーが定義した時間パラメータの範囲内で、標準から正確かつ精密な時刻を取得し、維持する能力。原子時計などを用いて非常に正確な時刻情報を提供する機能。 |
RTOS |
Real Time Operating Systemの略 組み込み/リアルタイムアプリケーション向けに最適化されたオペレーティングシステム。イベントへのタイムリーかつ確定的な応答を保証することを主な目的とし、特定のタスクを厳密に決められた時間内に実行することに特化したOSです。 RTOSは、ソフトウェアアプリケーションを独立したタスクの集合として記述し、各タスクに優先度を割り当てることを可能にし、最も優先度の高いタスクが実行されるようにします。RTOSは「時間的制約が非常に厳しい」システムに不可欠なOSです。 |
VICTORY |
Vehicle Integration for C5ISR/EW Interoperabilityの略 C5ISR/EW相互運用性のための車両統合の意味。ネットワーク化された装甲戦闘車両の標準的な相互接続を定義しています。 |
VPX |
VITA46.0の規格名称 VPXの基本機械規格。 |
LIDAR |
Laser Imaging Detection and Ranging (system) の略 LIDARは、対象物にレーザー光を照射し、その反射光をセンサーで測定することで、対象物までの距離を測定する手法。高解像度の地図作成や、UAS(無人航空機)の制御・航行に広く利用されています。 |
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